日 時: 2015年2月12日[木] 18時〜20時
会 場: 東京問屋連盟 4階会議室
開催主旨: 前回に引き続き、インターネットの基本とも言うべき「Webサイト」について学びます。
第2回 概要:
インターネットを利用するメインである「Webサイト」の特長、欠点、自社サイトで気を付けるべき点などについて講習を行いました。
- 日本で一般的に使われている「ホームページ」と言う用語は実はトップページのこと。正しくはWebサイト(「website」または単に「Site」)が正しい
※野球のナイトゲームがナイターという日本語英語で定着してしまっているのと同じく今更修正は不可能なので知識として知っておきましょう
- Webサイトは「文字(テキスト)、画像(イラスト、図案、ロゴなど)、写真、音声・音楽、映像」を等しく扱える真のマルチメディア
- Webサイトは従来のメディア(新聞、雑誌、書籍など)と違って(サーバー容量の許す限り)ページ数の制約・制限がないので、商品の内容などについて、どこまででも詳しく、しかもマルチメディア手法で説明できる
- 同様の理由でアーカイブ=過去のデータの保存に優れる(ありとあらゆる記録のデータベース)
- この結果、既に膨大なボリュームである航空機整備マニュアルなどがネット化されている(それをタブレットなどを用いて現場ですぐに利用できる!)
- 社史、商品の変遷など、記録しておきたい公開情報、ファンを増やすためのマニアックな情報などを網羅できる(例えば「懐かしのTVコマーシャル」など)
- 欠点は2つ。ひとつは「一覧性に欠ける」こと。一度に見ることができるのは使用しているパソコンやタブレット、スマートフォンの画面サイズの範囲。よって、例えば地図を見る場合に細かい情報、深い情報、関連情報は得意だが、5万分の1の地図を机の上に広げて俯瞰的に検討すると言うようなことには向いていない。ホームセンター等の非常に大きなサイズの新聞折込チラシのような訴求も不可能
- もう一つの欠点は「情報が多すぎる」こと。検索エンジンの進歩で探すことは簡単になったが、ネットショッピングに出品する業者側の立場で考えると、どうやったら自分の店を・商品を探してもらえるのか?・訴求すれば良いのか?が大問題(例えば楽天市場には16万社以上!が出品している)
- Webサイトは更新頻度が命!メンテナンスに手間が掛るのは実店舗と全く同じ
- Webサイトで消費を訴求する場合は写真が命!デジカメで撮りっぱなしでは駄目!
※画像処理のデモンストレーションを行いました
- Webサイトはオープンした瞬間から大手コンビニチェーンと同じく「24時間・365日・年中無休で開店/営業中」になるので、問い合わせへの対応などの人員体制を整えたり、営業時間帯や休日についてWebサイト上で明示しておかないとトラブルの元になるので要注意!
- 以上のように、Webサイトは新聞でありチラシでありテレビであり映画でありデータベースでもある。よって、全体の設計をしっかりと行い、ディレクトリ構造(本で言えば「章立て」)を明確にして、自社の会社案内と商品カタログをイチから全て作り直すつもりで計画しないといけない
- アリモノの資料をWebサイト制作業者に丸投げするようではいけません!
※講習のおまけ=息抜きとしてAdobe Photoshopを使った画像合成のデモを行いました。参加者からはインターネット講習会と別に、画像処理などの講習会開催についても要望がありました。
※次回=第3回は3月6日[金]開催です
特別企画セミナー/講習会 アーカイブ・リスト