12月18日、東京問屋連盟4階会議室にて問屋街のフィールド・スタディを行う大学生を対象とした特別講義を実施した。
- 経緯:首都大学東京教授の玉川英則先生より、学習院大学で行っている授業の一環として「『問屋』についての生の声=現場の声を学生たちに聞かせたい」との要望があり面談の結果、都市工学が専門の玉川先生の問屋街に関する研究・探求の一助にもなることから快諾するに至った。
- 講義内容:問屋街の成り立ち、日本の流通と問屋街の発展の歴史、そしてこれからの(広儀の問屋街を含めた)現金問屋について東京問屋連盟副理事長・相川浩氏による約50分の講義と質疑応答が行われた。
相川副理事長に拠れば学生達の質問は「何故、問屋及び小売商店数が減少しているのか?」「何故、次代の経営者が少なくなっているのか?その理由は?」と言うような今の若者達にとって当然のものが多く、その真剣な表情にある種の共感や切実感を感じたとのこと。また、これからのこのような商学コラボレーション=実務的なフィールドスタディの発展を大いに予感出来たとのことである。