2015年3月3日、問屋街活性化委員会はITコーディネータの資格をもつ野中栄一氏を講師に招き、「特別講演会」を開催した。国内外を問わずスマートフォンやタブレットが普及し、FacebookやTwitterといったSNSを集客に使うことは必須となってきている。SNSによって店舗・商品のPRに成功した事例を通して、基礎から実用までその活用方法について講演が行われた。
講演概要
- そもそもSNSって何?
・人と人、人と企業とが、ネット上で交流するためのサービス。
・特徴として、個人や企業が「文章・写真・動画」を投稿でき、その投稿に対するコメントや評価などが掲載されることで、
コミュニケーションを図る。
- SNSの代表格と、その活用事例
・Facebook(世界最大のSNS。実名登録制が特徴。情報伝達性が高く、使いやすい)
活用事例:街の賑わいを伝える・SNSからの情報発信のみで完売する商品。
・Twitter(140文字で「今何している?」を伝える。リアルタイムな情報発信・収集)
活用事例:タイムセールをTwitterで配信。
・Instagram(人気が高まってきている写真中心のSNS。ギャラリー機能としても活用)
活用事例:ブランドPRに活用。
- SNS活用の第一歩:友達や「いいね!」を増やす
・アカウント作成 → 友達申請 → 「いいね!」を押してもらう → 情報拡散
・活用アイディア:文化服装学院とのコラボ企画をSNSへ。
Exp. 大江戸問屋祭りを盛り上げる。
Exp. 小売店向けセールにもPRに力を入れる。
Exp. SNSから自社HPに多数のリンクを集めよう。
- SNS応用編
・HPにFacebookを表示させる。(Facebookウィジェット)
・Instagramから一括投稿にチャレンジ。
・友達(取引先)をイベントに招待しよう。
- SNS活用のポイント・注意点
・ファン(取引先・顧客)との交流を第一に考える。
・SNSは「更新」が何よりも大事。
・SNSによる情報漏洩、プライバシー侵害、炎上には注意する。
講師略歴
大学時代にソフト開発委託などのベンチャーを経験。大学卒業後、ソニーマーケティング株式会社でWebサイトの企画・運営、Webマーケティングを担当。ソニー株式会社移籍後は、オーディオ製品の商品企画を担当。その後、独立してITコンサルタントに。商品企画・開発・マーケティングなど幅広い経験をもとに、中小企業や個人事業主、商店街などを対象としたITコンサルティングやセミナーが高い評価を得ている。