株式会社シモジマ(本社:東京都台東区、代表取締役社長:笠井義彦、以下シモジマ)の環境配慮型商品「ペーパーフードトレー」と「PFAS(フッ素化合物)フリー耐油袋」が、2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
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■受賞商品について
・ペーパーフードトレー
<商品詳細>
食品スーパーで使用しているプラスチック容器から紙容器への環境提案を推進する商品です。未晒クラフトペーパーを使用し、エコが伝わりやすいナチュラル感にこだわり、食材を引き立てる高級感を演出しました。ペーパー1枚成型かつ上部ふち巻き形状が特徴の商品です。価格、強度、作業性、耐水性等を克服し、特に液漏れ防止加工と、蓋の嵌合性に改良を重ね、ユーザーに高評価を得ています。
<審査員による評価コメント>
「手にすると、一枚の紙から成形されたとは思えない、しっかりとした持ち心地に驚く。既製品の上部カバーとのはめ合いの機能も合わせもつ、上部ふち巻き形状が強度を担っているからだ。大量に消費される包材ゆえにシビアな価格との折り合いや、紙製で耐水性を確保するために苦労があった事が想像される。この製品は脱プラスチックを背景として開発されたものではあるが、未晒しのクラフトペーパーの風合いはプラスチックにはない温かみがあり、食材を美味しそうに引き立てる事にも貢献している。」
・PFAS(フッ素化合物)フリー耐油袋
<商品詳細>
PFAS(フッ素化合物)を含まない耐油袋を業界に先駆けて独自開発した、身体にも環境にもやさしい商品です。PFASは、人の体内に蓄積し、健康に悪影響を及ぼす可能性が指摘されており、自然界でも分解しにくい性質があると考えられているため、全世界において規制が強化されつつあります。
<審査員による評価コメント>
「永遠の化学物質とも呼ばれるフッ素化合物(PFAS)は、自然環境での分解されにくさや、人体への蓄積による悪影響について様々な研究結果が報告されており、近年世界的に対策が急がれている。揚げ物の持ち帰りなどで使われる耐油袋の様な、身近で使用頻度の高い製品だからこそ、従来のフッ素化合物コーティングされたものに替わる代替製品が求められていた。そういった市場の要請に対して迅速に対策品を提供した姿勢を評価した。」
受賞商品は、11月1日[土]〜5日[水]に東京・六本木の東京ミッドタウンで開催される「2025年度グッドデザイン賞」の全受賞作を紹介するイベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」にて展示します。
シモジマは今後も、環境負荷の低減を目指した積極的な自社ブランド商品の企画・開発に取組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
■グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞とは、暮らしの質の向上や社会課題の解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されており、今年のテーマは「はじめの一歩からひろがるデザイン」。国内外の多く企業や団体が参加しており、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
(公益財団法人日本デザイン振興会
グッドデザイン賞ウェブサイト:https://www.g-mark.org/)